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開業事例

医師

相見積もりはしっかりと 開業地選定、広告は科の特性を考えて

開 業 日:H23年6月
開業年齢:50歳
標榜科目:産婦人科
開業形態:クリニックビル

  病院、個人診療所で20年ほど勤務したのち開業しました。開業にあたって、初めは有料のコンサルタントも検討しましたが、かなり高額な契約料やめました。結局、薬品会社の開業支援グループの全面バックアップを受けました。
 開業地選定は、やはり科の特性を考える必要があるのではないでしょうか。OLさんは会社帰りに来院することが多い。また、分娩のほかにも手術が必要になるようなケースは多々ある。うちの場合、「駅近」「病院がそばにある」は絶対条件でした。このテナントはたまたま空いているという情報が入ったのですが、駅から徒歩1分という好条件だったので即決でしたね。
 開業準備をする中で、相見積りは沢山取りました。沢山相見積もりを取ることによって、工事の値段は当初業者から聞いていたよりも大幅に下がりました。また、エアコン、トイレ、洗面等は自分でネットで安い店を探し、業者に取り付け費を払いました。そのため、内装は1200万円で済みました。当初の見積もりより500万円近く下がりました。たまたま妻がSE(システムエンジニア)であったので、ホームページは全て妻に任せました。余りお金をかけず、女性好みのページができました。
 開業費用は自己資金800万円、医師信用金庫からの借り入れが5千万。内装費用に1200万、医療機器は一括買入れで800万。残りは医師会の入会金や運転資金としてとっておきました。レセコンだけはリースですが、内診台、エコー、心電図、麻酔器のうち心電図と麻酔器は中古で購入しました。メンテナンスなどに不安を覚える方もいるようですが、「使えるものは使ってしまえ」と、特に抵抗はなかったです。
 広告・宣伝には200万円弱をかけ、電柱広告、ポスティング、新聞折り込み、内覧会…といろいろやりましたが、結果的にホームページが一番効果があった。やはり若い女性はよく使うツールですからね。リスティング広告とSEO(検索エンジンの検索結果ページに有料で広告を表示するサービス)は多少値が張りますが効果はあると思うので、今も続けています。
 スタッフ採用では「明るい人」を重視します。科の特性上、棘々しい雰囲気が患者さんに伝わるのはよくないですから。労務管理については全く知識がないのですが、妻が社会保険労務士に話を聞いたり、本を読んだりして独学で勉強してくれています。ホームページの立ち上げしかり、妻の実務面でのサポートはかなり大きいですね。
 開業から1年たった今は口コミによる患者さんも増えてきましたが、開業当初は暇を持て余しました。以前の勤務先の患者さんにハガキを書くなど地道なこともやりましたが、開業地が離れているので患者さんに来てもらうのも容易ではなかった。落下傘開業は相当の覚悟が必要。医院の特色を持つことです。うちの場合、提携病院を元勤務先も含め6病院確保していることは強みになっていると思います。

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