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開業事例

医師

開業は飽和状態 他にはない特色を打ち出すことが肝要

開業日:H20年12月
開業年齢:49歳
標榜科目:内科、循環器科
開業形態:レントクリニック

 地域住民のかかりつけ医として幅広く内科医として役立ちたいという想いが強くなってきたことと、夜勤や当直などの体力的な問題も重なったことから開業に踏み切りました。様々な開業セミナーにも足を運び、準備は入念に進めました。お手伝いいただく業者については、各社のホームページなどを比較し選定。最終的には、担当者の雰囲気が良かった業者と契約を結びました。その担当者はとても親切で好印象な対応だったため、準備を共に行うパートナーとして選定したことについては大変満足しています。
 クリニックの広告や宣伝は、電柱や新聞折込チラシ、情報誌、ポスティングなど色々な宣伝方法を試しています。但し宣伝費の枠を決め、その中で行っています。効果的なものは継続し、効果が薄いものは止めるというように、常に見直しを図っています。クリニックはバス停から近いこともあり、バス車内の広告やアナウンスなどは、患者さんの口コミからも宣伝効果が大きいと実感しています。区役所の待合室にあるテレビモニターにも宣伝を流していますが、これも患者さんからの反響は大きいです。一つ宣伝を増やしたら、一つ減らす。効果的な宣伝、そしてその費用対効果について、患者さんの口コミなどを参考に常に検討しています。
 現在のスタッフは、正職員とパートを一緒に雇っています。全てパートに切り替えようと思ったこともありましたが、正職員が一人いることで仕事を任せやすく、自分の仕事を円滑に進めることができています。正職員の場合、未だ家庭を持っていない若い人材を雇えることも一つのメリットで、フットワークが良いところも大きいですね。スタッフ間のコミュニケーションも正職員を中心に支えあう"輪"が築かれているように思います。
 スタッフの雇用管理においては、自分が診療に集中するための環境づくりをする上で、どこまで院長として係わるのかが重要になってくると思います。全てを自分で行っていたのでは、診療に集中できる時間にも限りが出てきます。そのため、自分の仕事をどこまでスタッフに任せるか、その任せる時期や個人の能力なども勘案した上で見極めることが、院長としてスタッフを管理する上では課題になってくると考えています。最初から全てを任せるのも一つの方法ですし、私のように仕事の割り振りについて時間を掛け、コミュニケーションを図りながら行っていくのも一つだと思います。
 開業する前に知っておいたほうが良いと思うことは、健診システムやその地域の医師会との関わり方です。健診については、開業してすぐ始めたいということであれば、開業してから調べているようでは遅いです。地域によっても様々だと思いますが、既に開業している先輩などから情報収集し、開業前にどのような手続きをいつまでに行えばよいのか調べておくことが大切です。
 まず自分に何が出来るかを明確にしておくこと。聴診器を胸に当てるだけで感謝され、患者さんとゆっくりコミュニケーション作りをできるのが開業医の特権です。患者さんとの対話を大事にし、患者さんから話をしてもらうことを主眼に一つ一つの診察を大切にしています。

 お電話でのお問い合わせ・ご相談は045-313-2221

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