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開業事例

医師

勤務しながらの開業は大変の一言 コンサルタントとは上手な"お付き合い"を

開業日:平成21年4月
開業年齢:53歳
標榜科目:外科
開業形態:クリニックビル

 2007年秋くらいから開業を考え物件を探しました。病院に18年勤務していたので、地元の駅周辺や自宅近くの街を対象に、医療経営コンサルタントと契約してマーケットリーサーチをかけていました。コンサルタント業者は友人の紹介で選びました。友人や縁故関係からの紹介であれば安心できると考えました。依頼したコンサルタントは60万円の手付け金を契約時に払い、開業できなければそのままですが、オープンできれば成功報酬として残金240万円を払うという契約です。300万円は少々高いと感じますが、勤務しながらだと忙しく一人では動けないので、コンサルタントを有効に活用することが大事だと思います。
 内装業者は、時間はかかりましたがコンペ方式で選びました。10社のリストから3社を選び、クリニックのコンセプトを説明し、3社に設計及び見積もりを出させ決めました。レントゲン等の医療機器も同じように見積もりだしてもらい決めました。
 内装では、しっかりと設計書の通りに施工されているかチェックが必要です。実際に現場に行って確認すると、柱や壁の位置が図面とずれていたりしました。それらをチェックせずに放っておくとスペースが狭くなり、医療機器の設置等に支障が出ます。レントゲン機器の設置スペースや重要な場所など、現場に足を運んで確認することは必要だと感じました。
 融資はコンサルタントも同席のもと事業計画書などを提示し、特に問題はありませんでした。運転資金は500万円を用意しました。専門に特化した外来治療を売りにしているので、評判が広がるまでには時間がかかることは覚悟し、半年間は患者が定着しないと考えました。
 スタッフは看護師や技師は縁故を頼りにお願いしました。医療事務スタッフは新聞の折り込み求人広告で行ないましたが40名の応募がありました。そこから書類選考で10人に絞り、面接を行い2名採用しましたが、定着しなかったり、人間関係に問題が生じたりしました。広告募集も費用と面接に時間がかかるので、縁故の採用に切り替えました。
 とにかく開業準備は、やらなければならないことが非常に多いです。コンサルタントに様々な指示をしながら、融資の相談、電子カルテ一つとっても数社を検討しなければなりませんし、医療機器の選定も同様です。パンフレットやホームページ作成も、複数の業者と面談し意見を出し合い決断しなければなりませんので重労働です。  開業後、経営面のコンサル契約の話もありましたが、友人から経営コンサルは辞めた方がいいと聞いておりましたので会計事務所に依頼しています。やはり、コンサルタントの活用は、実際に開業を経験した友人などに聞いて選ぶことが大事だと思います。

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