医師
無駄な出費を減らすためにもコンサルタント選びは慎重に
開業日：平成19年5月
開業年齢：47歳
標榜科目：整形外科
開業形態：クリニックビル
コンサルタントは、民間業者が開催している開業セミナーに参加して選定しました。業者によっては、コンサル料が無料と謳っていても、結局施行・設計業者、医療機器業者からバックマージンを受取っていることなども聞いていたので、コンサル選定には慎重でした。現在の開業場所も依頼したコンサルが紹介してくれた物件です。現在は私のクリニックしか入居していないクリニックビルではありますが、来年他の医療機関も入る予定だと聞いています。
開業場所を探す際は、休日を利用して探すというのは難しかったので、コンサルタント会社を活用しました。自己資金が少なかったので、他のコンサルからは「もう少し何とかならないか」と言われましたが、依頼したコンサルはその辺を考慮し、他科と比べて規模の大きい診療科ではありますが自己資金1,000万円でも開業できました。コンサル費用は210万円でしたが、高いとは思っていません。整形外科なので、クリニックビルの4階と5階を確保し、設計、施行業者、医療機器に至るまでコンサルタント会社から紹介していただいたわけですが、2～3社から見積りを取り、どれも特に高額だとは思っていません。事業計画書などもコンサルと作成し、銀行からの融資も問題なく実行されました。
ただし、コンサルタント会社にも向き不向きの分野があり、職員採用までは非常によくやってくれたと思いますが、職員研修に際しては心許なかったです。結局、他の業者にもお願いすることになりました。
開業後は、コンサルタントと顧問契約を月35,000円で契約、その他紹介された税理士と33,000円の顧問契約を結び、ホームページ開設管理料の毎月21,000円を合わせると開業当初は本当に大変でした。
開業後のコンサル契約はしないことも選択肢のひとつだと思います。私の場合、顧問契約を結んだにもかかわらずコンサルは殆んど顔を出さなくなり途中で解約しましたが、もっとはやく決断すれば無駄な費用はかからなくて済んだと思っています。
