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開業事例

医師

自分で調べ自信をもって開業することが成功への道

標榜科目:耳鼻咽喉科
開業形態:ビルテナント

  私は開業日の3日前まで勤務先で仕事をし、開業前日に内覧会を開催しました。危険だと思ったのですが、勤務先の仕事が忙しく、殆ど現場には足を運びませんでした。開業まで5ヵ月とタイトなスケジュールでしたので、費用はかかりましたがコンサルタントを利用してよかったと思います。しかし、会社や担当者によって質は様々です。最初に依頼した会社はアドバイスが乏しく、時間の無駄だと思って別の会社に変えました。
 コンサルタントの良い点は、業者にマージンが支払われているので費用が上乗せされている側面があるものの、内装や機械など、どの会社がよいか調べる手間が省けることです。また、卸業者がコンサルタント業務までやっている場合は、開業の計画が周辺の医院に漏れてしまうことがあるようですが、コンサルタントならば全く情報が流れないという利点もあります。
 開業地については、なじみがあったことや競合する医院が少ないことから、場所を決めてから物件を探しました。現在の物件は、ネットなどで紹介されていないものだったので、物件選びでもコンサルタントを利用してよかったと思っています。
コンサルタントは医療モールを手がけているので、最初は医療モールを勧めます。私も1日180人来院患者数があるという物件を紹介されました。しかし私はコンサルタントが行う診療圏調査だけをあてにはしませんでした。現在の場所は、診療圏調査で1日60人という結果でしたが自分で歩いて調べた立地条件から、この場所で開業すれば成功する、この地で自分の経験を活かして患者さんの気持ちがわかる地域のかかりつけ医になりたいという熱意を持って開業しました。現在の1日平均来院患者数は80人位です。
 また、製薬メーカーの情報は非常に役に立ちます。開業を予定している近隣医の担当者は、医師の年齢や子弟のことなどを知っています。これらを調べた上で開業しないと、近隣医に反対される可能性があります。私も実際「妨害」されましたが、ほぼクリニックが完成していたため今更中止もできず、開業に踏み切りました。
また、経営者として税務や労務についての勉強も必要だと思います。税務については最初に頼んだ税理士はあまりにも融通の利かない方でした。きっちりとやっていたので税務調査が入っても心配はないと思いますが、知人が経費として認められているものも自院では認めてもらえないことがあったので、経営者としては不満でした。税理士に対して、しっかりと自分の意見を伝えるために税務関係の知識を持つことも重要です。労務についても、勤務医時代は雇われる立場であり、労働基準法を気にしたことがありませんでした。しかし、開業して雇用する立場になり、労務関係の知識を身につけなければ職員とのトラブルの原因となります。

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