1. トップページ
  2. 開業事例
  3. 歯科医師
  4. 集患に焦りは禁物

開業事例

歯科医師

集患に焦りは禁物 『患者を増やす』ことをやりがいに前向きなチャレンジを

開業日:H23年3月
開業年齢:36歳
標榜科目:歯科
開業形態:ビルテナント

 クリニックに一歩入ると、そこには子どもたちの笑顔がたくさん溢れている。自分で治療をした子どもたちの中で、許可をいただけた子どもたちの笑顔を写真に収め、クリニックに飾っています。将来、この子どもたちが大きくなったときに、またその家族を連れて来院してもらえるような、そんなクリニック作りが私の夢ですね。
 勤務医のときから、35歳までに開業したい、そんな目標を持っていましたので、計画的に開業準備は進めてきました。開業するにあたっては、既に開業されている先輩や同僚医師から集患対策や収入面での話など、聞けることは何でも聞きました。また、勤務医の時から付き合いがあった材料屋と同じところを自院でも使ったので、その点においても気兼ねなく話が出来たことは精神的にも楽だったように思います。何事も信頼関係を築けた人に話を聞いたり、アドバイスをもらったりすることが、開業にあたっては一番大きなポイントになると思いますね。
 スタッフの選定にあたっては、雑誌や新聞広告、ネットへ求人を出しました。歯科衛生士・助手あわせて60名くらい応募いただきました。私が特に重要視した選定基準は2つ。患者さんがまず顔を合わせるのは私ではなくスタッフ。スタッフの笑顔でクリニックの第一印象が決まります。そのため挨拶がきちんとできる人。私はこの点にこだわりましたね。あとは、字が綺麗な人。字はその人自身を映し出す鏡だと思います。技術や能力ももちろん大切ですが、基本的な部分を見ることで、その人の雰囲気や人柄も分かりますし、その人柄がクリニックの雰囲気に直結すると思うので、採用する際は何かきちんとしたコンセプトを持って採用にあたるべきだと思いますね。
 また、スタッフの雇用管理について思っていることは、勤務医のときは院長と衛生士・助手の間にいたため、いわゆる中間管理職の立場でした。そのため、上の立場からも下の立場からも意見を聞くことが出来たのです。でも、いざ開業となるともちろん自分は経営者。上の立場の人間になると、経営という立場から物事を見ることも多くなってしまいがちです。そのため、スタッフとのコミュニケーションは大切にしていますね。
 開設時には、様々な宣伝を試みました。電柱広告や電話帳、新聞広告、ポスティングなど、開業場所は、実家がある場所でも前勤務先が近いわけでもなく、ほぼ落下傘開業。開業地域には自分自身の認知度がなかったのであらゆる手段を試しました。また、私の地域では地域住民の方が愛読している人気の地域情報雑誌があるのですが、そういった雑誌にクリニックを紹介することで、この場所にこんなクリニックがあるんだと一人でも多くの人の目についてくれたら・・・そんな想いで様々な雑誌にクリニック紹介を積極的に行っています。今後はファッション誌などにも紹介しようと思っています。開業地において認知度が低いことは自分でも認識していることなので、そこで集患に焦りを感じるのではなく、次はどんな策で患者さんを集めようと考えることにやりがいを感じています。自分もまだまだ手探り状態ですが、それくらい強気でいかないと今の歯科業界では生き残れないと思いますしね。
 また、何か得意分野があるとそのクリニックの武器になると思いますね。そういったものを勤務医時代に勉強し身につけることで、オンリーワンの歯科クリニックに。そういったクリニックがこれから生き残れるクリニックになると思いますね。私自身も失敗を恐がらずに何事にもトライしていこうと思っています。

 お電話でのお問い合わせ・ご相談は045-313-2221

医院開業支援
開業をご希望の方へ
開業事例
医師
歯科医師