1. トップページ
  2. 開業事例
  3. 歯科医師
  4. 業者の言う「絶対」に“絶対”はないという前提で準備を

開業事例

歯科医師

業者の言う「絶対」に“絶対”はないという前提で準備を

開業日:H23年1月
開業年齢:45歳
標榜科目:歯科
開業形態:ビルテナント

 まず言いたいのは「絶対に成功します」、この言葉ほど恐ろしいものはありません。業者は言いたいことを言ってきます。本当に要注意です。仕事をしながらの開業準備で妥協しなければならない部分も確かにあるのですが譲れない部分もある。それすらも業者の言いなりになってしまうと、ともすると“騙されてしまう”ケースも考えられるわけです。私たちが経営者としては「素人」だということを業者は狙ってくるのです。
 お願いした業者は、友人の紹介だったのですが、開業を全面的にバックアップしてくれるという材料屋。診療圏調査も無料で実施してはくれましたが、最終的に提示してきた金額が資金計画をはるかに超えるものでした。加えて業者としては融資や内装工事まで“芋づる式”に他業種を紹介し利益を上げていきます。そう理解はしているのですが、私は内装工事業者に納得がいかない個所があった。それで内装工事についてはその材料屋の指定業者ではなく、自分で知り合いの業者に変えたんです。そうしたら業者の態度が急変。電話しても出ない、医療機関の備品も開業日までに揃わない。そこが一番参りました。開業後も対応は悪いですね。
 開業を考えてから1年くらい。開業を考えるにあたっては親族などを通じた患者紹介なども期待していた部分もあったのですが、それが様々な理由から頓挫してしまった。そのような予定でおりましたので、開業に際して特に宣伝には力を入れなかった、看板と小規模な内覧会くらい。そのプランが崩れたので開業直後は苦労しましたね。開業後にクリニックの外に宣伝を出し集患に繋がっています。やはり開業前にチラシ配布くらいはするべきだかなと思います。
 開業に際しては戸建て開業の友人に相談をしていました。そもそも置かれている環境や開業形態も異なるのですべて私の事例に当てはまるものではありませんでしたが、開業後の患者の動向や収入的な試算を含む経営的な指南を受けました。開業については私自身少し踏みとどまっていたところもあったのですが、開業後のビジョンが少し見えたことで、その友人に背中を押された形で開業に踏み切ることができました。テナントの賃料や開業時期などにも相談に乗ってくれた前勤務の先輩開業医もいます。その先生は今でも何かと気にかけてくださるので、悩みを相談できる先輩がいることは非常に心強いです。そういった意味では開業医は孤独。開業後も相談できるネットワークを構築しておくことも成功の近道と言えるかもしれませんね。
 私は12月の開業ですが、3カ月後には診療報酬改定が控えておりレセコンの設定もガラリと変わる、これは本当にどの業者とお付き合いするかにかかっています。運よく私が導入したレセコン業者は対応が早く、更新があればすぐにCD-ROMの送付があり常に最新の状態で対応することができますが、業者を見誤り対応が遅いとなると、日々の診療や請求にとって致命的となります。ここも注意が必要かと思います。
 とにかく開業直前は忙しい。スタッフ雇用も直前で実施しました。第一印象を重視し採用に当たったのですが、採用したうちの一人が無断欠勤などを繰り返し、私一人で一日切り盛りした日もありました。結果そのスタッフは退職し現在のスタッフは非常によく働いてくれるので満足しています。ごく稀なケースかもしれませんが、先に挙げた無断欠勤や直前の休暇連絡に対応するためにも、シフト制でスタッフを回している以上、歯科医師も窓口業務ができるようにしておかないとその日の診療が立ち行かなくなってしまいます。そのスタッフは結局、家庭環境の関係でそのような状態になったようなんです。採用試験などではその個人の人柄や能力だけでなく可能な限り家庭環境なども聞くことができるのであれば参考になると思います。

 お電話でのお問い合わせ・ご相談は045-313-2221

医院開業支援
開業をご希望の方へ
開業事例
医師
歯科医師