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開業事例

歯科医師

業者との良好な関係作りが思い通りの診療所作りに

開業日:平成21年4月
開業年齢:31歳
標榜科目:歯科
開業形態:ビルテナント

 いくつかの医療機関で勤務医経験を経て、友人の勧めで開業を決意しました。開業準備は、勤務地であった栃木から、週末を利用して神奈川に帰ってきて地元で行っていたため、開業1ヶ月前に引越し、従業員の雇用もそれから始めるという慌しい状況での開業となってしまいました。勤務地周辺での開業も考えましたが、家族からの要望もあり、地元に戻って開業することを決意しました。

 開業準備に際しては業者に依頼。依頼先は、業者のネームバリューには拘らず、安心感のある知人からの紹介を頼りに依頼しました。勤務地と開業地の距離がかなりあったため、業者に頼るところが大きかった私にとって、業者とは良好な関係を築けていたためスムーズに準備を進めることが出来ました。よく業者とのトラブルで悩まれている先生の話も聞きますが、業者の選定については、担当者との関係作りを上手く構築することが何より大切だと思います。
業者との関係が上手くいくことは、他の業者との関係でもさらに和を広げました。診療所の施工は、業者の知り合いの大工さんを紹介いただいたおかげで、融通を利かせた設計を行っていただくことができました。例えば、スリッパ入れは既製のものではなく、置ける場所に合ったサイズのものを作製してくれたり、歯科の備品を入れる棚も、設置したい場所にピッタリのものを作製してくれるなど、業者との良好な関係が大きく起因し、設備関係についてはトラブルなく行うことができました。

 開業するにあたっては、診療圏調査を行いました。調査結果は、一日に見込める集客人数は12~13名ほどというもの。開業予定地は、駅から離れた場所でしたが、古い団地がいくつも建っているため、集客効果は見込めると自分では思っていたのですが、開業してからも患者数は結果通りの状況で、集患対策には今でも頭を悩ませています。開業してから4年経ちますが、周囲にはこの4年ほどで4~5件の歯科医院が開業しており、半径500m圏内には10件以上の同業者が稠密する地域になっています。開業後の環境変化も見通した集患対策が大切です。

 スタッフの雇用については、パートを雇うことにしています。正職員として雇うことは、院長としても大きな責任に繋がります。開業当初は、正職員の方を雇ったこともあるのですが、患者数の少なさが大きく関係し、スタッフへ不安感を抱かせてしまったのです。スタッフも正職員とパートでは、個々が抱く責任感も違う。私の不安な気持ちが、その職員に悪い連鎖を与えてしまったのかもしれません。患者数は経営に直結するのはもちろんですが、スタッフの雇用環境にも大きく影響してくることを痛感しました。

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